【訃報】官九郎が旅立ちました
昨日の夕方に
官ちゃんが息をひきとりました。
猫家 官九郎 享年16歳
猫家創業時の初期メンバーが
また虹の橋のたもとに旅立ってしまいました。
赤ちゃんの頃から、
類まれなる眼ヂカラと
整ったアゴひげをもち
猫カフェ界のイケメン王子
と呼ばれた官九郎。
最初に異変に気付いたのは5か月ほど前。
官九郎が歩いているときに
よく物にぶつかるようになったことでした。
お気づきになった方もいたと思いますが、
その頃から官九郎は完全に視力を失っていました。
原因は高血圧によるものでした。
猫は視力を失っても、
勝手知ったる場所であれば
優れた嗅覚と聴覚で
あるていど普通に生活が送れるといわれています。
そこで、
もともと好きだった猫ボックスを
官ちゃん専用の居場所にして
スタート地点としました。
すると、
そこを起点として自分でお水を飲みにいったり
トイレに行ったりすることができました。
すごいですね。
高血圧の治療をしながら
普段どおりにお店で過ごしてもらい
見守っていたのですが・・・
今度は
なんと聴覚も失ってしまったのです。
それでも、わずかに聞こえる左耳に
大きな声で 官ちゃん!
と呼びかけて撫でると
ゴロゴロ喉をならして甘えてくれました。
闇の中にいて 音も聞こえない。
なんというか… もう
切なくて切なくて…
高血圧の影響は
視力・聴覚以外にも
腎臓をはじめ様々な臓器に及びました。
残念ながら治療の甲斐もなく、
それでも最期は穏やかに
店長が見守る中
静かに息をひきとりました。
皆さまやスタッフのお腹の上で
ふみふみする、甘えん坊な官ちゃん。
内股でかわいく歩く官ちゃん。
全盲になった後の
切ない想いと共に
あなたのことは決して忘れられません。
先に逝った猫さんたちと
虹の橋のたもとで
楽しくすごしてほしい
と、切に願います。
官九郎の思い出:猫家劇場 カテゴリー 官九郎
【生前に官九郎を愛してくださった方へ】
官九郎は荼毘にふして、猫家に戻りました。
皆さまが今度猫家にいらした際に
手を合わせていただけるよう
店内に祭壇をご用意しました。
今まで官九郎を愛していただき
ありがとうございました。
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